そして昼休み。
いつもだったら亜紀ちゃんとお昼を食べるけど、今日は図書室に行く事にした。
勉強するのには、図書室のがなんか落ち着くんだよね。
5限に出すプリントと、山田先生からの課題を持って図書室に行く。
今日も人はまばらで、すごくしずかな雰囲気だ。
「よしっ、頑張って終わらせちゃおう」
軽く意気込んで、席に座る。
今日は奥の方の席に座った。
シャーペンで字を書く音と、本をパラパラとめくる音だけが耳に入ってくる。
そのとき、ガラッと図書室のドアが開いた。
反射的に目をやると、そこにいたのは、あの金髪の先輩だった――――――――。