ふと図書室に目を向けると、窓が開いていた。 風に吹かれて、カーテンがゆらゆらと揺れている。 「誰かいるのかな・・・」 でも、こんな朝早くに図書室は開いていないはず。 ・・・まぁ、いっか。 少し時間が過ぎてしまい、早めに教室へ向かう。 ――――――――――― ガラッ 「おはよー・・・」 挨拶をすると、何人かの生徒から「おはよー」という返事が返ってくる。