「はいはい。早く履いて」



出したショーパンを碧に渡した。
碧の上は・・・、ロンTでいっか。

あたしが気に入ってる
ロンTを、碧に投げた。

そして、自分は・・・。
面倒だから、ワンピにした。

最近買った黒いキャミワンピ。



「海ちん可愛い!
 やっぱなんでも似合う~」

「そう?別に損はしないけど」



そういう碧だって、
超似合ってるんだけど。



「ってか寒くないの?」

「若干ね」

「パーカ羽織れば?」

「うん。そうするわ」



パーカを羽織って、
鏡を見て確認した。

なんか、変じゃない??

―――ピンポー・・・ン



「来ちゃった」



まぁいいや。
急いで階段を下りた。



―――ガチャ



「「お邪魔します」」

「リビング来てください」

「ありがとな海翔。
 ・・・碧は?上?」

「碧ー。みどーっ」



はぁ~い、って
返事が聞こえて来た。



「海ちん~っ」

「え。何?」

「お風呂入りたいっ」



・・・こいつ。
先輩達玄関に
立たせといて・・・。