「あんたねぇ・・・。
 調子乗ってんじゃない?」



あたしが?
・・・はぁ、疲れる。

どうせまた
この顔のせいなんでしょ?



「好きでこの顔に
 生まれたんじゃないけど」

「そういうのが
 すっごいムカつくの!!」



あたしは思ったことを言った。
ただそれだけ。



「海ちん、ほっとこ」

「そだね」



そろそろ
休み時間終わっちゃう。
ちょっと寝たかったな。



「何勝手に
 終わらせてんのよ!!」



・・・うるさい。



「あんたさ、
 うるさいんだけど」

「はぁ!?」

「何?あたし達が
 羨ましいわけ?」



こういう時は、
もうこうするしかない。



「あたしらが可愛いから?
 ったく、ほんとばかみたい」

「うるさいな・・・!」

「モテなくて可哀相に。
 ま、どうにもなんないけどね」



微妙に涙を浮かべてる。
・・・やば。
また泣かせちゃうよ。



「海ちん~、
 泣きそうになってるよぉ?」

「だね~。
 言いすぎた?」



でも悪いとは思ってない。
自業自得。って奴だよ。