意味分かんない。
なんでお兄が怒ってるの。
・・・やだ。
奏兄みたい・・・。

あたしは、
部屋に戻った。



「さっきより、
 だるくないな・・・」



先輩との
電話のおかげ?
・・・だったりして。

とりあえず、
あたしは眠りに着いた。



―――・・・と、・・・いと

遠くから、
お兄の声が聞こえる。



「海翔、起きな」

「んっ・・・?」

「もう6時だって。
 どう?なんか食べれる?」



6時って・・・。
あたし、
寝たの2時半頃だよ。



「ん・・・。
 お腹すいた、かも」



だるくもないし、
熱っぽくもなかった。

もしかして、
少し寝ただけで
・・・治っちゃった?



「じゃあ、
 下行って食うか」

「うん」



どうしよう。
本当に、
治ったっぽい。



「海!!お前風邪?」

「うっさ・・・。
 そう風邪。黙って」

「てめ、兄貴に向かって」



奏兄、うるさいって。
なんでこう・・・。
いっつもいっつも
テンション高いかな。