「何?」



あたしと同じ事
思ってる、なんて。
想像もしない。



「3年の女の子と
 喋ってたの・・・」

「え??」

「ヤキモチ、
 妬いちゃったかも」


・・・ヤキモチ?



「ヤキモチって?」

「え?あー、そっかあ。
 なんか、モヤモヤしたあ」



・・・ヤキモチ。
・・・モヤモヤ。

あたし、さっき
ヤキモチ妬いた・・・?

好きでもないのに?
・・・ないない。
・・・有り得ないよ。



「そ、っか・・・」

「ん?どうかした?
 もしかして海翔も?」

「はっ??
 なわけないじゃん」



否定したけど、
実際、どうなんだろう。

ヤキモチ、
なのかな・・・。



「そっかあ」

「告れば?」

「えー・・・。
 考えてみるねぇ」



あたしは、
少し笑って頷いた。



「ヤキモチかあ」

「なーに?」

「碧も、女の子だね」

「何それぇ~」



あたしの
モヤモヤは、
何なんだろう。