車から降りると弟子がお辞儀をして
家へと戻っていく。


…家、放置して大丈夫なのか。


母「さっ、行きましょう。」

羅「あぁ…うん。」

母「あぁ、そうだわ。羅喜、
学校ではあなたはあくまでも
男性教師よ?男口調と俺、もしくは僕
を欠かさずにね?」


…ごめん、母さん。

すっげーめんどいわ。


羅「あぁー…分かったけど…。キャラ
  どうしよっかなー。」

母「可愛い系で良いんじゃない?
あぁ…想像しただけで萌えるわぁ…。」


萌…オタク用語だよな、それ。


あぁぁぁぁぁぁっ!もうっ!

めんどくせー…。

羅「母さん、くれぐれも、夏や父さんに
  僕が来たって言わないでよねっ?」

母「あら、もう役つくってるのねw
大丈夫よ、言わないわ。私の羅喜を
  とられてたまるものですかっ!」

え、そっちかぃ!


羅「っもう…ほらっ行こっ!」

なんか、疲れそうだわ…。

糞兄貴共が居る学校だから
バレない様にしよ。


母「…あ…。」

羅「何?」

母「羅喜、ごめん。
羅喜の担当クラス、夏達のクラスだわ。」



羅「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあっ!?」