私が口を出していいものなのか、分からないけど、どうしても気になってしまった。


どうしても、小山主将をこのままに出来なくて。


「西條先輩、小山主将は大丈夫ですか。」


西條先輩が千比絽は優しいなぁと、みんながいるのに又頭をなぜる。


陸人に睨まれたし。



「庄一は沙那美に振られてヤケになってるだけだから。俺から話すから、千比絽は何も心配しなくていい。」


西條先輩がそう言うと何故か安心出来た。


小山主将は西條先輩を悪く言うのに、西條先輩は絶対小山主将の悪口を言わない。


どうしてなのか。


気になるけど、とても聞けそうもない。


練習時間まで時間があるから、昨日しなかった洗濯をしようと思い、誰も使ってない洗濯機を借りた。


今日も暑い中の練習なると想ってると。


誰かが肩に手を置いたので、驚いて振り向くと小山主将がいた。


「西條と思った。」


どういう意味なんですか。


その笑い顔が怖いんですけど。


「どうやって、西條を落とした。」



小山主将が何を言いたいのか、さっぱり分からない。


私と西條先輩が仲が良い事が気にいらないのか。


それとも、私の存在が邪魔なのか。


私を嫌いな事だけは、はっきり分かるけど。