恋がこんなに難しいもとだとは思わなかった。


西條先輩がこのままでいいと言うのなら、今はこのままでいたい。


「シャワー浴び直すか?」


私は首を左右に振った。


もう、シャワーはいい。


「今日はこのままでいいです。西條先輩、もう一つ我が儘言っていいですか。」


西條先輩が頷く。


「何でも聞いてやるよ。」


勇気を出してことばにした。


「今日はこのまま休みたい。ご飯も食べれそうにないです。ご飯の支度今日1日休んでもいいですか。」


「了解、髪が濡れたままはまずいから。」


西條先輩が丁寧に髪を拭いてくれた。


西條先輩、ありがとう。


西條先輩がいなかったら、今ごろ私はどうなっていただろうか。


考えると眠れないから、止めよう。


このままぐっすり眠りたい。


私ってこんなに弱かった。


「千比絽は女の子なんだよ。無理しなくていいんだ。千比絽は千比絽のままでいいんだよ。」


西條先輩に言われると、素直に頷ける。



西條先輩、おやすみなさい。


中々眠れないと思ったけど、かなり疲れてたのがぐっすり眠ってしまった。