ベストカップル発表の時も弘也に抱っこされたままだった。
いい加減下ろしてほしい。
「弘也、重いから下ろして。」
本当にこれ以上無理だから。
「駄目だ、いいからしっかり捕まってろ。」
俺様口調は相変わらずです。
その時会場のライトが落とされ、私と弘也にスポットライトがあたる。
会場からの叫び声とともに、ベストカップルが発表された。
【江南高校の今年のベストカップルは、西條弘也、工藤千比絽カップルで〜す。】
その先の事は全く覚えがない。
弘也がキスしてくれたまでは覚えていたが、あまりの緊張で、そのまま意識を手放したらしい。
大切な時にいつもこうなるんだよね。
何も覚えてないだなんて、もう本当にあり得ない。
私にお姫様は似合わない。
野球することが私の自然の姿なんだと思う。
野球の夢を見ていた。
いい加減下ろしてほしい。
「弘也、重いから下ろして。」
本当にこれ以上無理だから。
「駄目だ、いいからしっかり捕まってろ。」
俺様口調は相変わらずです。
その時会場のライトが落とされ、私と弘也にスポットライトがあたる。
会場からの叫び声とともに、ベストカップルが発表された。
【江南高校の今年のベストカップルは、西條弘也、工藤千比絽カップルで〜す。】
その先の事は全く覚えがない。
弘也がキスしてくれたまでは覚えていたが、あまりの緊張で、そのまま意識を手放したらしい。
大切な時にいつもこうなるんだよね。
何も覚えてないだなんて、もう本当にあり得ない。
私にお姫様は似合わない。
野球することが私の自然の姿なんだと思う。
野球の夢を見ていた。