星野の歪んだ性格はどうすれば、直せるのだろうか。


浮気をした父親を嫌う本人が、父親と同じ事を繰り返してるのも納得いかない。


「星野は自分のせいで親父が自殺したと思ってるはずなのに、女に対して歪んだ思いがあるとしたら。」


理解に苦しむが。


「野球部の監督になり、そこに女子の工藤哲の娘がいたとしたら、星野は千比絽をターゲットに決めたんだな。」


歪み過ぎたな。


星野中にある歪んだ思いをどう解決すればいいのだろうか。


「女にやたら手だすのも、親父の事があるからだろう。ある意味トラウマになってるのかもな。」


さすが西條先輩、考えることが違う。


「俺は千比絽の事しか考えてないから。」


妹の事を大切に思っているのが、よくわかる。


妹が大切にされて居ることが単純に嬉しい。


「俺には時間がないから、少しでも千比絽と一緒にいたいんだ。それを邪魔する奴は誰だって許さない。」


ちぃの為にもどうか生きてほしい。


一日でも、一時間でもいいから、長く生きて下さい。


千比絽の泣く顔は見たくないです。


だから、頼みますよ。