今日は嫌がる千比絽をエステに連れて行くと、千比絽を見た母がかなり驚いていて。


前後ろが分からないくらいに、真っ黒な千比絽の顔を見て母は本当に困ってるようだ。


「千比絽ちゃんはこのままでいいんじゃないの?」


だからって、その諦めた感は止めてくれないかな。


お化粧したいから、なんとかしてほしいのに。


私は母に耳打ちすると、母は真剣に話の内容を聞いてくれた。


「母さんが何とかしてあげる。千比絽ちゃんは私に任せてね。」


千比絽の肌の状態を確かめてから、エステの内容が決まるらしい。


最初は美白のエステを行う。


千比絽がエステをしている間に、姉たちの店に行き、ウェディングドレスのデザインをチェックして、仕上は姉たちに任せる事にした。


エステが上手くいきますように。


元はいいのだから、何とかなると思う。


プロの母さんの力を信じたい。


千比絽が綺麗になる自信はある。