私はまだ西條先輩の彼女じゃない。


でも、いつかそうなれたらいいなと思う。


恋した事もない私が、最初に付き合うのが西條先輩だなんて、あまりにも無謀な気がするけど。


本当は今のままの関係がいいと思う。


西條先輩が好きな事は確かたけど、自分の気持ちを正直に伝えられないと言う事が本音。


【西條先輩行ってきます。】


私が男子なら、西條先輩の代わりに戦えるのに。


「おいちぃ、いつまで別れ惜しんでんだよ。バスが出発するぞ。」


ごめん、マジでやばかった。


いつも西條先輩に流されてしまうのだ。


西條先輩、必ず勝って帰って来ますから、待っていて下さい。