でも やっぱりわからない


こんなレベルの高い問題・・・


頭がどうにかなりそうだ


教室には 私以外誰も居ない


「・・・ダメだ」


「あれ? 麻美・・・


まだ居たのか?」


ドキン


声のする方を見ると 


倉崎君が立っていた


「あ・・・うん テスト勉強


倉崎君は?」


どうして ここに?


「忘れ物・・・」


そう言って こっちにやって来る


席が隣だから・・・当たり前か


シャーペンをくるくる回しながら


私は頭を抱えてしまった


「・・・ここ 違う」


「へ!?」


目の前には 倉崎君が居た


ドキン


いきなり過ぎて 


ビックリしてしまった


ど・・・どうしよう


「・・・教えてやろうか?


数学 苦手だろ?」


「・・・はい」


結局 倉崎君に頼ってしまった