あれから数日後。
あの彼とは会わなくなった。昼ごはんのとき、私は美由と恵子と食堂にいた。
そのときあの彼が見えた。私は美由達に先に席をとっといてもらい、彼のところへ行った。
「あっあのっこの前ぶつかった時は、本当にすみませんでした!」
「いいよ、いいよ。俺は痛くなかったけど、夏姫ちゃんの方は?」
「あっ大丈夫でした。それより何で私の名前・・・」
「あっゴメン!馴れ馴れしかったよな!友達に聞いてさ」
「友達?それ誰?」
「寿って言うんだけどな」
「寿?!知ってる!私の幼なじみなの!」
「マジ?!俺は高校入ってから、ずっと仲いいんだよなぁ」
「そうなんだぁ。ところであなたのお名前は?」
「准だよ☆ヨロシクね夏姫ちゃん!」
「ヨロシクゥ~♪」

そのとき・・・・・。

「あれ?夏姫?」
誰かが声をかけてきた。そこにいたのは寿だった。
「寿!久しぶりぃ」
そして3人で他愛のない話をし、私は美由達が待ってる席へ向かった。