裕二と付き合い始めて1週間がすぎた。


「美由も裕二君のこと好きだったんだぁ」

「えっ・・・」

「あっでもそれで夏姫のこと恨んだりしないから!!
 それに美由にも彼氏できたんだぁ」

「マジ!?」

「うん!今日は彼氏と帰るからバイバイ!」

「うん。バイバーイ」

そしてまた一人。
ピルルルル・・・。
メールの着信音が流れた。
恵子からだ!

(お願いがあるんだけど、今から駅前の喫茶店に来て!相談したいことがあるの><)

ちょっとだけなら大丈夫かなぁ・・・
そう思い駅前まで来た。
ここって・・・この駅前には喫茶店なんて・・・。
はめられた。最悪・・・。それより早く戻らなきゃ。そう思いダッシュであの教室に戻った。そこにはもう裕二がいた。

「お前どこ行ってたんだよ!心配したんだぞ。」

「ハァ・・・ハァ・・・ゴメンネ。私馬鹿だよね・・・。友達にハメられちゃうなんて。」

ヤバイ泣きそう。かなり涙がたまってる・・・。

「その友達って誰?」

「同じクラスの恵子。」

「ちょっと携帯貸して。」

「えっ・・・」

「いいから早く」

「ウン。」

そういって私は携帯を裕二に渡した。
プルルルルル

「あっもしもし恵子?裕二だけど今から学校来れる?頼むよ。マヂ急用なんだって。」

しばらくたって恵子が来た。

「おう!ちょっと座れよ」

「あ・・・うん」

「お前夏姫に何した?」

「別に何もしてないけど」

「じゃあこのメールは何なんだよ?」

「そ・・・それは」

恵子は戸惑ってた。

「夏姫に謝れ!」

「・・・ゴメンなさい!」

「何でこんなことした?」

「私福嶋君のことが好きで・・」

言い終えるところで裕二が口を開いた。

「俺はお前のこと好きになれない。俺には夏姫だけなんだよ。
 ゴメンな」

「本当にゴメン。夏、私また友達に戻りたいんだけどヤッパダメだよね」

「まだちょっと疑ってる。信用できない。でも恵子の涙は偽者じゃないって分かってる から。また友達続行ヨロシクね☆」

「夏~・・・ゴメンネ。ありがとう」

そんなこんなで1日が過ぎ何事もなく日が過ぎていった