私と准は今日は2人で食堂にいた。
他の3人は用事があるので、別々になった。
そのとき私は、裕二と目が合った。
「どうした?夏姫?」
何にも聞こえない。裕二が近づいてくる。
「夏姫?大丈夫か?」
准が何か言ってる。だけど、頭が真っ白で何も耳に入らない。
裕二の姿だけが見える。
「夏姫、ヤッパ綺麗だな」
「何で急にそんな事言うの?」
「急じゃない。前から思ってた。ちょっと来て。」
「えっ・・・」
「ゴメンちょっと夏姫借りるわ!」


「何?」
私は冷たく言い放った。
「今頃かもしれないけど・・・」
「けど?」
「俺、他の女と付き合ってて分かった。他の女は、優しさとか全然なかった。でも、夏姫だけは違った。いつもいつも優しかった。やっぱり俺、まだ夏姫に未練残ってる。」
「裕二・・・無理だよ」