「この大学の文学部で同じ学年で仲もそこそこ良かったんです。大学を卒業してからも連絡を取り合っていました」
「最後に連絡したのはいつですか」
「１ヶ月ほど前ですね」
「何か変わった様子はありませんでしたか。何でも良いです」
「ああ、そういえば。なんか幸せになりたいとか言ってましたね。理由とかは何も聞いてないんでわからないんですけど」
「そうですか。普段彼女はどんな方だったんですか」
「大人しくて優しくて、人を絶対に傷つけることはしないような癒し系な子でした」
「ありがとうございました。非常に参考になりました。それでは、ここで失礼いたします」
挨拶を済ませると中川は食堂を後にし、任務を済ませたので家へと帰ることにした。
