教室に戻ると
私は早速真央ちゃんに報告した。




「へえ、放課後になったんだ?」



「うん。でね…私、翔くんと話したいから…」





「三浦くんをとめておいてほしいってこと?」




私の言おうとしてたことを
言ってくれた真央ちゃん。
さすが…わかってるね





「うん!お願いしてもいい?」



「もちろん任せて!勇人とうまくやっとくから!」



真央ちゃんは
私の手を握ってくれた。





「勇気注入だよ?」



なんてかわいい顔で言ってくれる。




「ありがとうっ真央ちゃん大好き!」





「ありがとっ」





今度こそ、気持ちを伝えるんだ。
逃げてちゃダメだよ、自分!
私は強く決心した。