お昼休み、竹中くんが私の教室に来た。



「花ちゃん!お昼食べに行こうかっ」



「うん!」




よし、
この時間がチャンスだよね。
ちゃんと伝えよう。




「「いただきます」」




といったものの
どのタイミングで言ったらいいのかな?
そう考えているうちにも
食べ終わってしまった。
今しかないよね?






「あの、竹中く「あ、花ちゃんさ次の授業何?」




え…
さえぎられた?
いやいや偶然だよね





「えーと、国語だよ」



「そうなんだ!国語の先生面白いよね!」




「えっあ、うん」






そのあとも
ずっと竹中くんのペースになっていってしまい
結局、私は何も言えなかった。





「じゃあ、俺は体育だから行くね」




「あ、竹中くん!放課後話あるんだけどいいかな?」




今いえないなら放課後話すしかない。





「うん、わかった!じゃあまたあとで」