「何で後ろさがってんだよ?ほら!いくぞ!」



手を握り歩きだす翔くん。




「ちょっ翔くん」



うぅ
いつも以上にどきどきするよー…
これって一体なんなのよーー



どうにか周りの視線と戦いながらも
教室についた私。




「おはよー花♪今日もおつかれっ
まあ今日もまだ始まったばかりだしがんばれ!」



「はーい…」



翔くんといると落ちつかないし…



「花ちゃーん!おはよっ」


声をかけてきた竹中くん。

久々に話した気がする。



「竹中くんおはよっ」




「今日さ、お昼一緒に食べね?」




今日のお昼は…
別に翔くんとも約束してないし…いいよね?




「うん。いいよー」



「ほんと?よかった!じゃあまたあとでね」





竹中くんは自分の教室にもどっていった。




「花、今日は三浦くんと食べないの?」


心配そうな顔で聞いてくる真央ちゃん。


「うんっ。だって今日は約束してないし大丈夫!」



「んー…約束してないなら大丈夫か…」