「恋かあ、そう言われるとなんて言えばいいんだろう…」





「じゃあ、真央ちゃんは何で勇人くんのこと好きだと思ったの?」





「なんでかなあ?楽しかったっていうのが1番かな。
優しくて安心する存在だったの。
ずっと一緒にいたいって初めて思える人だったんだよね。
…って恥ずかしいね結構」




照れくさそうに話す真央ちゃん。
そんな真央ちゃんはとてもかわいかった。



「素敵だね!!それが恋っていうものなのか。
わかんなってきたかも…」



私は一体翔くんをどう思っているのかな?





「まあ、今の花にとって三浦くんは、
ただのこわい不良ではなくなったんじゃない?
今、無理して答えださなくても
ゆっくり考えていくのもいいんじゃない?」


そっか。
真央ちゃんはいつも私が安心する答えをくれる。


「うんっ。そうする!
今日は助けてくれてありがとう」





「うんっ。また明日ね」