次の日。



「うわー…寝癖すごいよ…」


朝から鏡の前で必死になおす




「よしっこんなもんかなっ。そろそろ家でなきゃっ」




「花ーっ!」



部屋のドアを思いっきり開けてきたお姉ちゃん。




「なんなのー?お姉ちゃん。」


「あんた、男の子迎えにきてるよ!!めっちゃイケメン!」


興奮しているお姉ちゃん
え?…イケメンで私の知り合いって…もしかして



『ダダダダダっ』

急いで階段をおりる



「しっ…翔くん!?」



玄関にはお母さんと楽しそうに話している翔くんがいた。



「なんで…!?」


「もうっ花ったらこんなかっこいい子待たしちゃってぇ!」



「いやいやお母さん全然そんなんじゃないですよっ」


しかも仲良しだし…



「おっ花ー!学校行くぞ〜」


「ねぇ!花!この子だれ!?」


まだ興奮しているお姉ちゃん



「あ、俺三浦翔です。」


軽く頭を下げる翔くん




「へぇーっ。三浦くん花をよろしくねーっ」


と言いながら私を翔くんのほうに押し出すお姉ちゃん。


よろしくってなにを??