「花。花なら大丈夫。
花は前より強くなったよ。
今まで三浦くんに助けてもらった
おかげだと思うよ?
だから大丈夫。いってきなっ」




私の気持ちをすべて察したかのように
真央ちゃんは私の背中を押してくれた。







「うん。私、行ってくる。」






私は決意した。
そうしたら自然と体は動く。







「翔くん!」






気づいたらステージの上までのぼっていて
翔くんの名前を叫んでいた。







「花…!?」







驚いてる翔くん。
当たり前だよね。
自分でも驚いてるもん。






「なにあれ?どうしたの?」






ガヤガヤ騒ぐ生徒たちの声も
今は気にしてられない!