「うぅ…うわーーーん」





初恋だったのに。
こんな簡単に終わっていいの?





せっかく気持ちを伝えることができたのに
今までたくさん助けられたんだよ?
次は私が動かなきゃ。






「泣いてる場合じゃない…」







ぐっと自分の顔を拭いて立ち上がった。







「よし、行こう。」







私はミス木苺、ミスター木苺が
発表される体育館へと向かった。








「ミスター木苺は…」





ドラムロールの鳴る体育館へ入ると
ミスター木苺が発表される所だった。