「私のせいでごめんなさい!」





「は?なんのことだよ?」





翔くんはしれっと答える。





「城山さんにおどされてるって
勇人くんから聞いて…
私のせいだよね?
私は大丈夫だよ!!
翔くんにこんな思いさせたくないよ…」





そういうと翔くんは
ちゃんと私の方を向いてくれて
近づいてきて距離が近くなった。





こんなに近いの久しぶりな気がする。






「勇人から、全部聞いたのか。」





はぁ…とため息をついて
頭をくしゃくしゃっとする翔くん。






「どんな理由であろうと
花を傷つけることはできねーよ。
そのブレスレットに誓ったから。」





「わっ私…」






もう私たちは戻れないの?
そんなの悲しすぎるよ。




私は好きなのに…
こんなにも気持ちって届かないものなの?