『あぁ、今日一緒に帰れなかったから…』





「あ、うん!全然気にしてないから大丈夫だよ。
明日は大丈夫だよね?」





『…ごめん。俺明日から一緒に行けねえわ』





翔くんからの言葉は
とても突然すぎて一瞬
時間が止まったのかと思ってしまった。






「え?どうして?私何かしたかな?」





『別に何もねえけど…花さ、もう俺に関わるな。』





え?どうして?
ウソだよね?
何かの間違いだよね?




「どうして?
私は翔くんと一緒にいたいよ?」




『俺は、もういたくない。
お前といても楽しくねーし
あきちまったんだよ』





「楽しくない…?」



私がなにを問いかけても
翔くんからは冷たい答えしか返ってこない。






『そう。だから連絡をとるのもこれで最後。』






「翔くん!待って!ウソだよね!?」




涙が流れる。
また翔くんと離れちゃうの?




「ウソじゃねーよ。じゃあな。」




そのまま電話が切れてしまった。
まだ、気持ち伝えてないのに…?
これから学園祭とか楽しいこといっぱいあるのに?
もう終わっちゃうの?




そんなの悲しすぎるよ
翔くん戻ってきてよ