「じゃあ信じてるわよ?悟」




「任せとけって雅!!」




雅…?
雅って城山雅!?




どっどうしよう!
私、翔くんにひどいことしてた…







『ガタッ』







やばっ!
混乱しててドアにぶつかった。







「え?だれかいるの?」





こっちにくる
早く逃げなきゃ。
どっどうしよう、動けないよ…





ドアは簡単に開き私は見つかってしまった。





「あれ…花ちゃん!!
あらら、今の聞いちゃった?」





ニヤニヤしてる竹中くん。
私…やっぱり騙されてたんだ。
ほんとうにバカすぎる




「今の本当なの?」





ウソだよね?
信じたいよ。



そんな私の願いなんて届かず
竹中くんは平然と





「うん。本当だよ。
あーあ、これ聞かれちゃったら
逃がすわけにはいかないんだよねえ」





と言いながら私に近づいてくる竹中くん。




「いっいや!」




その場から逃げ出す。