全く悪びれないその顔と
まだ半袖のTシャツ姿のケイに
ヤッパリ腹が立って

頬を膨らませて
そっぽを向く。


「フンッ!
ケイって女の趣味悪い!」

「ククッ
どうしてそんなに怒ってんだ?

……あぁそっか
愛しいお兄チャンが誰かに取られそうで
不安になったとか?」

「バ、バカケイ!
そ、そんな訳ないじゃん!」

「アハハ、アキ顔真っ赤!
心配しなくても
この世で1番大事な女はお前だから
安心しろって」

「ニヤニヤ笑いながら言っても
全然説得力ない!」


……そんな憎まれ口たたきながらも
やっぱりケイの言った通り
お兄ちゃんを取られなくなかったみたいで

彼の言葉に
口元が自然に緩んでくるのを感じていたら


「……そっかあ、
趣味悪ぃかぁ。
でもアイツ胸でかいし
○○○だってスッゲー上手い……」

「なっ!
やっぱケイって最低!
あっち行け!バカー!!」