『どうしたの!?』


母はまた大声を出す


りなは何か言いたそうな顔をしながら黙る


ただ涙を流して



母は手ににぎりしめた子機をとろうとする



りなは拒む


『貸しなさい!!』


イヤがるりなから無理矢理取る