―んっ?―

右腕?

何、それどうゆうこと?右腕って普通、人に使う表現だよね?側近とかそうゆう…側近?側近、ソッキン…

即金?

マジかー!そうゆうトンチタイプで来たかー!

そりゃあ鮮やかだよアールジさーん!

「い、頂いても…よろしいのでしょうか?」

「もちろんですとも。何しろ我が家には、これに見合う財産が中々ありませんので。それでは、お持ち致しますので少々お待ちを…」

よっしゃ。

よっしゃよっしゃ!!

ついに…ついに来た。俺はこれでようやく組織に入ることが出来る。思えば長かった。今日一日は、とても長かった。
シャークん、指輪、掛け軸…

みんなありがとう。

「お待たせ致しました。」

そう言って帰ってきた主の手には、

布を被った棒状のものが。

「ちっがぁぁーう!」

「…え?」

「いや、すいません…ゴホン。あの、血が…血がね、興奮して血が昇ってきたってゆうね。高血圧のあれでね。」