「ねぇ無理に笑わなくていいんだよ!」男の子の目を見て言った。
「は!?別に無理なんかしてねぇよ……。俺の気持ちわかったのあんたが初めてだよ…」やっぱりつらかったんだね。
「なんとなくあなたの気持ちわかるの…」あたしにはお父さんがいないから。孤独を知ってる。
「俺……退院できないと思う。」あたしは意味がよくわからなかった。
「どうして?」
「…心臓病なんだ!」まっすぐあたしを見て話してくれた。嘘ではないことにすぐ男の子の顔つきでわかる。
あたしはなんて言えばいいかわからなくてそのかわりに涙がでてくる。
「おい……なんで泣くんだよ!?」頭を撫でて慰めてくれる。
涙がとまったあと。あたしは決意した。
「あたし…あなたの支えになる。」