「おい！孝！オメーはどっちにするよぉ？」
コイツは、真田裕貴（さなだゆうき）。
ただのバカだ。
「あ？別にどっちでもいいし。」
うん。
マジでどっちでもいい。
まず、双子の姉のほう知らねぇし（笑。
「じゃぁ、あたしに入れて♪」
「うぉあ！茜！」
「出た・・・。」
「何よぉ！人を化け物みたいに言ってー！」
で、コイツが双子の妹。
天野茜（あまのあかね）。
明るくて誰とでも仲良くなれる。
顔は、美人っつーか・・・可愛いって方・・・かな？
で、体育だけは万能。
あ、体育だけはって所強調してくれ。
肌は焼けていて、髪は、ストレートのショートカットだ。
なんつーか・・・現代っ子だな。
「つーか、何で俺がお前にいれないといけないんだよ。」
俺、マジで姉のほう知らねぇし・・・。
「五票差で負けてるんだってぇ～～！！」
ふーん・・・。
「あー・・・。あのさ、茜。」
「ん？何？裕貴？」
「俺、優奈ちゃんに入れちゃった★」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！？」
あー。裕貴、地雷踏んだな。
「何で！？」
「だって、俺、優奈ちゃんのほうがタイプだもん♪」
裕貴、キャラ変わってる。
「た、確かに美人だけどさぁ・・・。」
「つーか、誰？優奈って。茜の姉ちゃんのこと？」
『はぁーーーー！？』
二人でハモんなって。
「あたしの姉ちゃん知らないの！？」
「超美人の優奈ちゃん知らねぇの！？」
「・・・うん。知らねぇ。」