【焼肉 牛助】

の看板が……！



僕が目を丸くしてると…



「んっ？どうしたの？
もしかして…焼肉嫌い？」



っと不思議そうな顔で

僕に問いかける



焼肉は嫌いではない！

逆に好きなほうだ



だが…



特に何処って考えてた

訳でもないが…


まさか焼肉とは…


意外だった…



僕は何だか急に肩が楽になり

彼女に返した！



「付き合ってって
焼肉だったんだ〜！
ハハッ！焼肉好き好き！
大好物だよっ！」



僕の答えと

笑顔を見た彼女は…

満面の笑みを浮かべながら

僕の肩にポンッと手を置き…



「よ〜しっ！食うぞ〜っ！」



っと気合いを込めて言った



無邪気な子供みたいな笑顔…

何だか僕も

テンションが上がってきたっ!!


中に入ると…



常連っぽいオヤジ

だらけだった！



僕が店内を見渡していると…



「いらっしゃいっ!!
二名さんこちらど〜ぞ〜！！」


っと馬鹿でかい声の

歓迎をしてくれた！



ははっ…

これは女の子

１人じゃ来れないよなぁ…




僕達が席に着くと

すぐに冷たいおしぼりと

お水が出された…



僕が手を拭き、水を一口

飲もうとしたその時！



「茉莉ちゃんいらっしゃい！
今日は彼氏と一緒かい？」



っと聞こえてきた！



すると彼女は…



「はははっ！違うよ大将！
私のファンの人よ！
来る途中でばったり会ったから付き合ってもらった
だ〜けっ！」



っと返していた…




何？初めてじゃないの？
常連？……どうなってんの？



考えながら店主？と彼女の

会話を聞いていると…



大将が僕の方を向いて

耳打ちしてきた！



「兄ちゃん！こんなイイ女は
そうはいないよ！
ガンバレ〜っ」



そう言うと席を離れていった…


僕は気まずさから

彼女に話かける