しばらくして、

彼女がやって来た。



「おはよう〜!
ずいぶんくつろいでるねっ」


風になびく髪を

かき上げながら

微笑む彼女…



「おはようっ!
こうしてるとすごく
気持ちいいよっ」


そう返すと、

彼女は横に座り

深呼吸をした…



「うん!
気持ちいいねっ!
すごく穏やかな気持ちになる…
ねぇ?少しこうしてようか…」



そう言うと

彼女は僕の肩にもたれ掛かり、

目を閉じた…



「なんか…いいよね?
こうしてるのもたまには…」


呟く僕の言葉に

小さく頷く彼女を

すごく愛しく感じた…



そして…

しばらく会っていなかった

間の事を話した…



しばらくして、

食事に行こうと

話もまとまり、

立ち上がった…



その時…

立ち上がった彼女が、

少しフラついた!



「茉莉!大丈夫か?」


声をかけると、


「ははっ…大丈夫、大丈夫!
ちょっとフラッとした
だけだから!ゴメンねっ」


っと彼女は、

苦笑いしながら答えた…



「そっか…
ほんとに大丈夫か?
調子悪くなったら
すぐに言えよ?」



フラついた瞬間は

驚いたが、

顔色も悪くないし、

軽い立ち眩みだと思い、

少し安心した…