花火も終わり

次は初詣…


だが…


花火終わりの渋滞の為に…



神社に着いたのは

午前3時頃だった…



「はぁ〜!
やっと着いた〜!」



そう嘆く僕に



「お疲れ様っ!
新年早々大変だね〜」


っと彼女は笑った。



「いいよなぁ茉莉はっ!
気持ち良く寝てたもんなぁ!」


そう…

渋滞中に眠りに落ちた

彼女は…

神社に着く寸前まで

眠っていたのだ…



「アハハッ!
ゴメンゴメン!
だってあまりにも動かない
から…つい…フフッ!」


またしても笑う彼女…

だが…

僕は彼女のこの無邪気な

笑い顔が好きだ…



参拝者の列に並び

流れに合わせて…

っと言うよりは

流されて…

歩いていく…



思い思いの願いを

かける人々…



神さまも大変だ…



僕達もようやく辿り着き

願いを…



茉莉は何をお願いして

いるのだろう…?


僕の願いは…


茉莉との時間が

ずっと続きますように…



新たな年の始まりに

こうして2人で初詣に来る…

出逢った頃には想像も

できなかった…



今までは茉莉の夢を

できる限り応援しよう!

そう思っていたが…


これからは共に歩き、

同じ夢を見よう…


彼女の夢が僕の夢…



そう願いと共に、

神前に誓った…