しあわせで楽しい毎日に、季節が過ぎていくのも忘れていて、
気が付けば、後期の委員会を決めなければいけない時期。
前期は図書委員をやってたし、もちろん後期もそのつもり。
なんせ ちょ〜楽っ!
ずる賢い話、
『少しでも内申点をあげとかなきゃ!』
って、魂胆。
たいして仕事もしないくせに、副委員長という役職を勤めていたあたし。
当たり前のようにすんなりと、後期も図書委員に配属された。
きっとね、
クラスのほぼ全員が図書委員は何事もなく決まる。って思ってた。
男女1人ずつの委員会。
男子には、前期の図書委員長がいたから。
「男子図書委員やりたい人ー?」
その問いかけに手を挙げるのは
1人だけのはずだった。