「ってね、暗い話はやめよっか、海着いたよ」
「うっわぁ!足つけて来る!」
久しぶりの海にテンションが
上がる。
「冷たぁい、椿君も一緒に入ろうよ〜」
「俺は見るだけでいい」
「じゃあ、凛も上がろっ、砂遊び♪」
「凛ちゃん…ガキみたいだな」
「そうかな?椿君笑って?そのほうがいいよ」
「ありがとな〜初めて言われたわ」
「凛の夢ね、海の近くに住むことなんだ♪小さい時からの夢…理由なんて無いんだけどね」
「うんうん」
「でね、子供産んで毎日砂浜で遊んであげるんだ♪凛、パパ居ないから生まれてくる子供には同じ思いさしたくないし…って、柄にもない話したね…」
「嫌、夢あっていいよな」
「椿君、夢ないの…?」
「俺、幸せになりたいな」
「凛も、幸せになりたい」