やっぱり少し待ってもメールは来なかった。
嫌われたのだろうか、なんて思うのは彼のメールの「愛してる」という文字の列を信じてないからなのかもしれない。


心のシコリを感じながら目を閉じた瞬間、腕を引かれる……
目を開けると乱した息を整える大好きな彼がいた。



「嫌だった?」

不安そうに肩を上下させる彼が好きだと思う。


ううん、と首を無言で振るあたしを見て少し苦笑いしながら目を伏せた