すぐに沢田ははち切れんばかりの
笑顔で答えた。



「おはよう〜!」



な、なんだコイツ!?



今度は私があっけにとられていた。



すると何も聞いていないのに
いろいろと喋りだした。



「いやさぁ、昨日はごめんね!
俺も辛かったよー。

たださ、いつまでも押してるだけじゃ
だめだなぁと思って。

押して駄目なら引いてみろ作戦!
この様子だと大成功!?」



沢田はニヤリと笑った。







ばか!!!




私はできるだけ大きい声で
言ってやった。




そしてすぐに早歩きで
教室に向かった。



顔が赤いのがばれたら嫌だし…




悔しいけど私は
アイツの作戦にまんまと
引っ掛かったみたいだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーcaseー2