何か悪い事したっけ?
昨日のメール返信しなかったっけ?
変なこと言っちゃったかな?
私は何もないような顔でいたけど
内心はすごく気になっていた。
授業中のテンションは変わらない。
ただ、たまに私の方をチラチラ見る事が
なくなっていた。
いつも通りのむかつくぐらいの笑顔で
私が存在しないかのように
沢田は振る舞って学校は終わった。
私はいつも以上に
むすっとした顔で家に帰った。
家に入ると
リビングにいた弟は
私の不機嫌を察したのか
何も言わずに自分の部屋に
逃げるように戻っていった。
私は音をたてながら歩いて
自分の部屋に入った。