「あ、うん。いろいろしてたら
遅くなっちゃって。」



「そうなんだー。
じゃあ、ばいばーい。」




「ばいばい。」





加奈子は百合に言われた事を思い出した。






「…あ、あの！ﾒｱﾄﾞ教えてくんないかな？」


加奈子の顔は林檎ぐらい赤くなった。



「ﾒｱﾄﾞ？いいよー。」




安田優太はいつもの笑顔で
携帯電話をﾎﾟｹｯﾄから取り出した。


加奈子も赤くなった顔のまま
鞄から携帯を出した。


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