ーーーーーーーーーーーーーーーーーーcaseー3
藤本隆也は慎重にCDケースを開け
傷付けないように
コンポにCDを入れる。
コンポから流れてくる
テンポの速いヒップホップに
聴き入りながら
隆也はにやけていた。
メアドを聞いただけでも進歩なのに
CDの貸し借りをする仲にまで
なるとは、と思っていた。
女の子にしては珍しく
ちょっと前の隆也なら
苦手なジャンルだったが、
今の隆也は
ヒップホップもいいな、
なんて思っている。
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