隆也の予想は当たった。
健太の3日後に
「俺も!!」
と一輝は小指を立てながら
教室に入ってきた。
健太の時と同じように
ブーイングされる。
フリー組も本当に
残りわずかになってきた。
「悪いなー」
「そんな気がしてたよ。」
隆也はため息をついた。
「彼女の友達紹介しよっか?
メールだけでもしてみろよ。」
「いいよ、別に…」
「なんで?」
「…やっぱ彼女はちゃんと
好きになった人がいいじゃん。」
一輝は軽く吹き出したあと
「いい旦那さんになるな。」
と言った。
今年も男だけのクリスマスか、
なんて落ち込んだまま
授業を受ける。