ふらふらと歩いてると
前から誰かが歩いててきた。


「乃衣…??」


ビクン!?


「乃衣!!!!」


優貴くんだった。


思わず逃げようとしてしまう。


さっきの男達と重なって…


違うってわかってるのに…


「こんな所でどうしたんだよ!?
みんな心配してる…って…
何だよ…どうした?その身体!!!
制服もぼろぼろだし、それに…その痣…」


「な、なんでも…ない…」