『本当にないの?!』


『ないよ。
だから真鈴ちゃんにも会いに行けば~??
じゃぁ俺、寝るからまたなー♪』


そう言って鉄也は電話を切った。






まじかよ…



真鈴、今日卒業式だしなぁー…




そんなことを思いながら俺はベランダに出た。



「空、綺麗だな。」


雲一つもない青空だった。