『真鈴へ』


俺は丁寧に


手紙を書いた。



『最近、まったく連絡できなくてごめんな。
ずっと練習してたんだ。
不振に陥ってしまって
前みたいに打てるようにならなくて
自分でもどうすればいいかわかんなくなって
めちゃくちゃ辛いんだ。
こんなこと言う俺、かっこわりーよな。』


不振なんて信じたくない。


本当に辛いんだ。


こんなに辛いこと経験したことないから…




こんな俺、真鈴はかっこわるいって思ってるかもしれない。




『だけど、真鈴いつも言ってくれたよな。
尚人なら大丈夫!!!って。
あれ、すっげー元気もらえるんだ。
ありがとな。』