―――――――― ―――――― いよいよ準備も佳境 城内が慌ただしい 鎧を着た人がたくさんひしめく あたしは自分に出来る事がしたくて、おむすびを配った 「どうぞ」 「あっ、ありがとうございます!!」 みんなすごい勢いで頭をさげる… 「頑張って下さい」 「はっ!!!」 また一段と頭を下げてから作業に戻る いろんな人におむすびを配っている時だった 「俺にもちょーだい!」 そこには笑顔の和成様がいた