「はっ、はい!」

“どてっっ”


「痛っ!」


私はこけてしまった

見ると下駄の鼻緒が切れてしまっていた



「ぁあ〜ぁ…
それじゃ、歩けないね」


そー言うとその男の人は
しゃがんで…



「はいっ!乗って」


「えっ!いいです
そんな…歩けますから」


「早く乗って!日が暮れたら2人揃っておりれなくなっちまう」




私は渋々おぶってもらった




すると以外と早くふもとまでおりてきた


「じゃぁ次はこれに乗って!」



見ると馬がとまっている




「馬ですか?!」



「はいっ乗った乗った!」




無理やり乗せられた私。






何かがおかしい…






この人、普通の人じゃない








「あっあの…」


「ん?何?」


「失礼ですが、お名前は?」


「和成」


「かっ…かずなりって…」


「そっ、秋雨和成
着いたよ!」



そう言われてふと周りを見ると
そこはお城だった