「ふぎゃっ?!」


鼻を摘まれて変な声が出た


また爆笑されてしまった


あたしがまた頬を膨らましていると


すっと頭の後ろに手を回して
あたしの顔を自分の胸に寄せた

あたしの頭に龍様の顎が乗っている


あたしの心臓は太鼓のようにドキドキ言ってる



「怖かったか?」


一瞬何の事かわからなかったがすぐに今日の襲われた事だとわかった


「こ…怖かったです…」


「今度から、俺が守ってやっから…
二度とあんな目にはあわせねぇ…」